映画【追憶】ネタバレあらすじ・感想

この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

映画【追憶】情報・キャスト

 

公開日: 2017年
監督: 降旗康男
主演俳優・女優
四方篤: 岡田准一
注目の俳優・女優キャスト
田所啓太:小栗旬
川端悟:柄本佑
四方美那子:長澤まさみ
田所真理:木村文乃
川端小夜子:西田尚美
仁科涼子:安藤サクラ
山形光男:吉岡秀隆
樋口:矢島健一

 

映画【追憶】ネタバレあらすじ

四方篤・田所啓太・川端悟の3人の少年は、家庭の事情で親元を離れて富山県内の養護施設を転々としていました。彼らにとって初めて母親代わりとなってくれたのは、喫茶店「ゆきわりそう」を営んでいる仁科涼子です。

お店に度々訪れていた電気屋さんの山形光男を交えながら、5人の間には何時しか家族のような関係性が芽生え始めていきます。

しかし反社会的勢力の構成員であり涼子の昔の恋人である貴船が出所してきたことによって、状況は一変しました。

身の危険が迫った涼子を守り抜くために、四方たち3人は12月24日のクリスマスイブの夜にある計画を実行に移します。

25年の時が流れて四方は富山県中央警察署の刑事となっていましたが、金遣いが荒くてアルコール依存性の母親に悩まされ続けていました。

上司の紹介で結婚した妻の美那子とも上手くいかずに、現在は別居中です。ある時に担当することになった殺人事件の被害者は、現在東京都豊島区の硝子店で働いていた悟でした。

富山へ金策にやって来た悟と、土木関係の会社を起こして社長となった啓太との間柄を篤は疑います。

悟が自宅を出る寸前に娘に言い残した「懐かしい人たち」を探していた篤は、驚くべき真実へとたどり着くのでした。

映画【追憶】の感想と見どころ

オープニングショットから映し出されていく、厳しい冬に包まれた北陸地方の街並みに圧倒されました。

クリスマスイブの夜と日蝕が重なり合うことによって、何とも不吉な予感が高まっていきます。

幼少期を共に過ごした3人の少年たちの運命がひとつの殺人事件を契機に、25年の時を越えて交錯していく展開に引き込まれていきました。

 

心の奥底に封印していたはずの忌まわしい記憶が、次第に甦っていく様子がスリリングです。

 

単なる犯人探しに止まることなく、児童虐待やネグレクトを始めとする今の時代における切実な社会問題が取り上げられていて考えさせられます。

 

実の親に見捨てられた子供たちを育て上げていく、仁科凉子の包容力には心温まるものがありました。

血のつながりによって得られなかった愛情を、血縁関係を超越した絆によって手に入れていく姿には胸を打たれます。

 

様々な家族の在り方と共に、3人の男たちがたどっていくそれぞれの運命に引き込まれていきました。

 

母親を受け入れることが出来ずに妻との関係性に思い悩んでいる篤、子供の誕生を心待ちにする啓太、家族を守り抜こうとする悟。ある者は信じていたはずの家族に、手酷く裏切られる顛末には痛切なものがありました。

 

クライマックスで凉子がポロリとこぼす、「今日も無事に終わりました」というセリフが忘れ難いです。

 

映画【追憶】出演俳優や女優の他のドラマや映画・CMなどおすすめ

本作品でカメラマンを担当している木村大作は、2018年9月には岡田准一を主演に迎えて「散り椿」という映画を発表しています。

かつて降旗監督と高倉健の名コンビの作品の数多くを愛した世代の皆さんには、是非とも鑑賞して頂きたい1本になっています。